「石のはなし」を読みました

 「震災列島」を探して,つくばの本屋を徘徊していたら,上記の本を見つけました.総力取材とかいっていて,現実の地震とか火山に対する科学者の持っている知識の取材が足りていない小説ばかりここのところ読んでいる私にとって新鮮でした.「石」の細かなところが良く書けています.

 アレキサンドライトの所では,私がカザフスタンに行ったとき,地球化学的に地震を予測しようとした観測点に行ったとき,韓国系の人*1に昔地質屋で,ダイヤモンドの探鉱に関わったことがあるとの話になり*2,実は鉱物が好きでという話になり,その人からルチル入りの水晶と黒雲母をもらったことを思い出しました.

 おととい,「菊地先生のシンポジウム」で東京に行ったついでに,丸善によったら「M8」と「震災列島」が並んでいました.八重洲ブックセンターでは,「震災列島」がベスト4になっていました.ちょっと,ほっとした次第です.

*1:第二次大戦の絡みで,強制移住させられた韓国系の人がカザフスタンには結構いる

*2:実はこの時点で私はすでにベロンベロンであった