淡々としたアマゾン河での日々

 この本は,そうした生活も書いてある.基本的には,著者が時間のある旅人としてアマゾン河付近での食物を淡々と描いたものである.こんな生活はあこがれであり(私の場合,彼の釣りの代わりに鉱物であるが),またそれを表現する筆致は羨ましいばかりである.
 1つ不満なのは,もうちょっとゲテモノものも,食べて欲しいなという感じである.インディオの唾液で発酵させたお酒は,たぶん私なら飲んだと思う.単純な比較はできないが,私はカザフスタンで生焼けのシシクリ*1を食べていましたから.噛み切るのがとっても大変だったけど.