ちゃんとグリーン関数の解説があるではないか

 地震は波動ですから、2階の偏微分を含む波動方程式を解くということがしょっちゅう出てきます。数学の本をみると、このタイプの偏微分方程式を解くには、グリーン関数を用いる事になっています。これがなかなか理解できなくって、地震の本をなかなか読み進めることができませんでした。Aki&RichardのQuantitative Seismologyが典型ですね。いきなり、グリーン関数が出て来て、理解を超えてしまったのを覚えています。で、それを予め読んだ事がないと思っていたのですが、昔買った本を改めて開くと、ちゃんと書いてあるではないですか。読んだらしき痕跡もある。結局、眺めるだけで、理解していなかったのですね。複素関数論とグリーン関数が、私の理解の限界でした。この二つ、地震学には頻繁にでてきます。