鉱物からどう展開したか

 昨日書いたように,まず鉱物に興味をもったわけだが,当然小学校の図書館で図鑑を探すようになりました.確か,イラストの鉱物図鑑しか,私の通っていた小学校にはありませんでした.その周辺には,自然科学関係の本が置いてあるのが当然で,それも手にとって読み始めました.今でも覚えているのは,小学校6年の時には,核分裂核融合の存在を知っていました.もともと友人が多かった方ではないので,こうしたことに興味を持つと,ますます自分の世界にはまりこんでいきました.

 それから,手当たり次第,本を読むわけですが,中学生の頃,故桜井先生の「鉱物採集の旅 関東編」に出会うわけです.その前にも,何の手がかりもなく,友人と足尾に行ったのですが,水晶程度しかとれませんでした.当時,「ズリ捨て場」すら知らないのですから,当然です.その友人と,引田岩花鉱山に行きました.それなりに,成果があがり,このとき方鉛鉱などがとれたのが,その後金属鉱物が好きになる一因かもしれません.このときに採集物,友人にいらないと言われました.それから,私の採集は,ほとんど単独行になります.

 鉱物の本を読んでいると,地球物理の本にも手を出すようになります.高校1年の時,地震の表面波を解説している部分で,偏微分が出てきました.そこで,解析学の必要性を感じました.当時,すでに「解析概論」はいい本だということを知っていましたが,当時,田舎住まいの私には手に入りませんでした.たまたま,近くの本屋で適当な本を見つけ,それを読んでいました.常微分までは,何とか理解できたのですが,偏微分は難しく,なかなかな理解できなかったのを覚えています.

 今日は,この辺で