ダイヤモンド本

 昔から,題名に「ダイヤモンド」とつくと,その本を買ってしまいます.最近では,「女王陛下のダイヤモンド」というのを買ったのですが,これはいまいちでした.コーイヌールを追って,紀行文形式の本なのですが,冗長に感じてしまいました.結局,著者に地質学的な知識が無く,また砂鉱は確かに開発初期が一番美味しいとはいえ,意外と「掘り尽くす」のが大変で,またダイヤモンドなど宝石関係の砂鉱は,地元の人が場所をあかさない*1のは,洋の東西を問わず普通です.

 その点,古本屋で買った「こはく」という本は,地質的な記述に多少難があるとはいえ,とても面白いものでした.時間があったら,犬吠埼に行きたくなってしまいました.

*1:糸魚川周辺のひすいの採れる浜だって,20年くらい前だと,ヒスイを拾っているおばちゃんに声をかけても何も教えてくれなかった