躁鬱と脂肪肝と血糖値の怪しい関係

 8月29日にも書きましたが,私はここ10年ほど周期的な気分の変動に乗って生きています.躁の終わりの頃は,だんだん気分がすぐれなくなり,食欲を押さえられなくなります.そうすると,体重が増えます.今回も4kgくらい増え最大72kgになりました.実は,先の鬱でずいぶん体重が減ったので,多少(つまり4kgくらい)体重が増えても脂肪肝に悪い影響はないのだろうと思っていました.体重の絶対値が重要なんだと.過去の経験から,74kgくらいが,脂肪肝と血糖値に影響を与える敷居値ではないかと思っていたのです.

 でも,違っていたらしい.差分値の方が重要だったようです.今回,肝臓の働きの指標のガンマGTPが悪くなってしまいました(ちなみに,お酒はほんとは相当飲めますが,最近はほとんど飲んでいません).薬の影響も考えられるのですが,一番はやはり体重の増加が原因らしいです.肝臓に脂肪が溜まると,血糖値が上がります.私の場合,食事後6時間くらいの血糖値は低いのですが,人間ドックなどで朝食べずに血糖値を測ると高い数値が出ます.たぶん,肝臓が頑張って血糖値を上げてくれるのでしょう.ちなみに,HBA1Cは,今週の半ばに測ったら完全に糖尿病の領域に入っていました.この測定値は,今と同じ時期の約8ヶ月前もあり,そのときもやはり高い.

 これから,鬱になると食欲は落ち,また食欲を押さえるのも容易になります.そうして,体重が減り,まず肝臓の脂肪が消費され,血糖値も下がります.自分にとって,躁鬱は必須のリズムとして入っているのかなと思ったりします.

 こうしてみると,気持ちを薬でコントロールするというのは,私にとってとても大事な事だったのですね.食べ過ぎないようにし,体を動かして,体重を減らさないと.


#もしかして,私は脂肪によって気分の変動をコントロールされている?