…国銅…読み終わりました

 最初の銅の精錬のあたりを除けば,とても楽しかった.主人公の生き様と自分が重なるようで,一気に読むことができました.様々な知識を得ることは,とても楽しいことです.それが,とてもよく書けていた.当時は,死亡率も高く,都に働きに行かされると,帰ってこれる確率は10%以下だったのでしょうね.その分,子を沢山産み,人口を維持していたのでしょう.
 当時は,字が読めるというのが知識の象徴というか尊敬を受けるキーだったのでしょうが,現代では最新科学がわかるということに相当するのでしょうか.世間では,英語を6年勉強してしゃべれないとは何事と話題になっていますが,理科だって数学だった同じだと思う.飛行機雲を見ては,地震雲と騒ぎ立てるやからが多いことか.また,それが,本となり,売れるということが,信じられません.

#長野とか福岡で,デマ騒ぎになったようです.スマトラの後の,チリとかのようにパニックに至らないので,教育の効果はそれなりに上がっているのかもしれませんが.