「TSUNAMI」を読み終りました

地震の設定に関して、ちょっとおかしいところもありますが、著者の高嶋さんの前著の「M8」よりずっとリアリティがありました。しかし、前震が二つあるとずいぶん予測は楽ですね。今の地震学に照らせば、こうした前震のあとも前兆滑りが続くはずですから、そうなればバッチリ予知ができるはずです。それを避けるために、この本では最初に観測された前兆滑りが止まるという設定ですが、ありえなくはないけど可能性としてはほとんどないと思います。現実は、「やたら前兆滑りらしきものが起こる」か「前兆滑りは起きない」のどっちかだと思います。たぶん、後者の確率が高いと私は思っています。
かなりリアリティがあるのに、「震度4弱」はないよな。ここを細分しても、意味ないもの。あと、前兆東南海地震の設定、津波が無かったのだから、プレートの固着域の下部の地震にして、名古屋直下が震源域で短周期の揺れが強いとした方がいいのではないかな。潰れるのは、本番の長周期振動でいい。パニックに長周期振動は必要ないですから。
それと、本番の地震、私なら長周期の振動しかださない津波地震にしてしまうと思う。

#今書き込みをしてるLINUXを入れたVAIO、熱暴走します。そのくせ、寒いとなかなか立ち上がりません。消えないうちに、UPしておかないと。