「石油がわかれば世界が読める」読了

 バランスのとれた内容で、とても面白い読み物でした。極論に走らず、全体のバランスを考えた議論に終始し、とてもためになりました。一つの話題に関して本を作る場合、このように学会でたくさんの執筆者に依頼して本を作るというのが、こうした良書を作るキーなのかもしれません。もはや、すべてのことを一人で網羅するというのはむりなのでしょう。地震だって、それぞれ専門があって、「波形解析」とかだと私もあまりわからないものな…。